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独り言シリーズ 「新しいローカル文化」 3

3.「新しい条件~スピルバーグ」

人類が、今までとは違った別の「条件」のもとで生きなければならない…「それが問題だ。」と呟く。
では何が問題だ?
ここで少し、ここで言う「条件」、あるいは「生存の条件」という言葉について考えてみたい。

「1945年8月6日、8時15分、ヒロシマの惨禍…あの“突然の朝”、人類は、“第二の光”を経験しました。
ヒロシマは、人類が、この惑星で、“太陽”と“核”…その二つの“光”に引き裂かれ、それまでとは違った歴史的条件の中、新しい『人間の条件』のもとで生きなければならないという時代をもたらした。
その意味で、ヒロシマは、人類史・後史のまさに起源であり『グラウンド・ゼロ』といえる。」

突然だが、以上は自分の文章の引用である。
この文章の中の「新しい『人間の条件』のもとで」というフレーズは、これまた以前書いた文章からの引用である。
それは映画監督・スピルバーグにかかわる話だ。
2005年8月、広島市の主催事業、被爆60周年記念事業「市民アートフェスティバル」の一環として、スピルバーグ・「*太陽の帝国」の上映会を行ったことがある。

以下はその時のリリース文章である。

「スピルバーグの少し気になる映画がある…『太陽の帝国』。
この映画は、アジア・太平洋戦争時、中国の収容所を生き抜いた一人のイギリス少年の物語だが、ラストシーン近く、少年の印象的な台詞がある…『僕は新しい言葉を覚えた—ATOM BOMB…』。
少年は、大人になっていくための通過儀礼と併行して、『地を覆う光、もうひとつの太陽』のもと、新しい『人間の条件』を悟るのである。」

またこの上映会のために、スピルバーグの事務所・DreamWorksから、次のようなメッセージが寄せられた。

「映画の中で、主人公の少年が、空に不吉な閃光を見るという場面は、まさにその日(原爆の日)世界が見たことを象徴しているのです。その光の後、すべては今までと変わってしまいました。」(続く…) 

(石丸良道)

独り言シリーズ目次

*スピルバーグ「太陽の帝国」 Empire of the Sun
製作・監督:スティーブン・スピルバーグ/原作:J.G.バラード/脚本:トム・ストッパード/撮影:アレン・ダヴュー/音楽:ジョン・ウィリアムス/出演:クリスチャン・ベール、ジョン・マルコビッチ、伊武雅刀他/上演時間152分(16mmフィルム)

sun

●ストーリー:上海で暮らすジムとその両親。ジムは日本軍の零戦のパイロットになり、大空を飛ぶ姿を思い描いていた。戦争が迫り、ジムの一家も上海脱出の準備をしていたが、時すでに遅く、日本軍が上海に侵攻してくる。両親とはぐれたジムは、強制収容所で力強くたくましく生きていく‥。前半の日本軍による上海侵攻のダイナミックな描写、少年とゼロ戦パイロットのみずみずしい交流など、印象的なシーンが多い。SF作家、J・G・バラードの自伝的小説の映画化。

| 独り言シリーズ(本編) | 16時55分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2008/07/10 19:55 | |















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